マドンナジャパン再始動!! 日本代表候補27選手紹介&過去大会記録

新型コロナウイルスの世界的流行により、2019年のアジアカップ以来開催されていなかった女子野球の国際大会。2022年にアジアカップ、2023年・2024年にワールドカップが開催されるとの方針を受け、8/10・8/11に行われた日本代表の選考合宿に40選手が参加し、代表選手候補27名が決定。アジアカップはベンチ入り20名が想定されている。27選手は10/18-10/20に女子野球タウン・三次市で行われる代表合宿に参加する。

代表合宿日程
10月18日(火)選手集合・ミーティング
10月19日(水)三次きんさいスタジアムにて強化合宿
10月20日(木)三次きんさいスタジアムにて強化合宿

国際大会日程
2022年:アジアカップ(W杯大陸予選・詳細時期未定)
2023年:ワールドカップ第1ラウンド
2024年:ワールドカップ決勝ラウンド

本記事では代表合宿参加選手と、2つの国際大会の記録を紹介します!!

「第3回 BFA 女子野球アジアカップ」に向けた侍ジャパン女子代表の代表合宿の開催について

投手:最年長から最年少まで10選手が代表候補選手に

※背番号入りが代表候補選手、背番号なしは選考合宿参加の選手

投手は2021年の選考時は7名が選出されている。男子代表よりもロースター枠が8名少なく投手がおよそ半分(2019年開催の第2回WBSCプレミア12はロースター28名・投手13名)。選ばれた選手は先発や中継ぎの区別なく活躍する力も求められる。

前回選出時には左投手が水流麻夏の1名のみだったが、今回は最年少左腕の柏崎咲和が代表候補入りを果たしている。若い世代の左腕2名が最終メンバーに残りどの様な活躍を見せるのか注目ポイントの一つとなる。

若い世代では右腕にも注目。2018年高校選手権優勝投手の坂原愛海、昨年エイジェックの全国二冠に主戦投手として貢献した小野寺佳奈など、今後の女子野球界を担う投手の台頭にも期待がかかる。

水流麻夏(阪神タイガースWomen)

捕手:全国のクラブチームを代表する4選手が日本代表正捕手の座を争う

※背番号入りが代表候補選手、背番号なしは選考合宿参加の選手

捕手は2021年の選出時は3名。前回も選出の泉由希菜や村松珠希、埼玉西武LLで4番も務める英菜々子、全国制覇阪神の正捕手中江映利加など、強打の捕手が名を連ねる

NPBでは一時期の“強打の捕手”が少なくなっている状況にあるが、女子野球においては捕手が打撃においても上位を務めることが多く、攻守の要としての活躍が期待される

泉由希菜(淡路BRAVEOCEANS)

内野手:各チームで二遊間を担い、攻守双方で活躍する8選手が代表候補入り

※背番号入りが代表候補選手、背番号なしは選考合宿参加の選手

内野手の2021年選出選手は6名。今回は各チームで二遊間を担う9名が選考合宿に参加し、日本代表の枠を争う。内野手は最年長の川端友紀、西武LLで二遊間を守る出口彩香と岩見香枝などのベテラン選手が今大会でもおそらく中心を担うことになるのではないだろうか。

選考合宿参加の選手の自チームでのポジションを見ると二遊間のみの構成となっている。本職とは異なる一塁手や三塁手を守る能力も求められることとなる。今回のメンバーでは小島也弥や田中美羽が外野手もこなすユーティリティプレーヤー(小島は2020年選考時には外野手として選出)。限られた選手枠の中で複数ポジションをこなす選手は貴重な存在になることは間違いない。また、普段とは異なるポジションを守る姿が見られることも日本代表の面白さの一つでもある。

川端友紀(九州ハニーズ)

外野手:打力・走力に優れた5選手が代表候補選手に

※背番号入りが代表候補選手、背番号なしは選考合宿参加の選手

外野手の2021年選出選手は4名(上記表中3名+今回内野選出の小島也弥)。俊足・堅守のメンバーが集まり、上位打線での活躍が見込まれる。先日のクラブ選手権で10打点(1位)の三浦伊織、7打点(2位)の楢岡美和など、勝負強い打撃にも期待したい。

先日のクラブ選手権MVPの前田桜茹は世界的にも珍しい左投右打の選手、大阪体育大学の白石美優は女子プロ野球を経て昨年から大学に進学というように異色の選手の存在も目立つ。

前田桜茹(阪神タイガースWomen)

女子野球アジアカップ:過去2大会はU18メンバーで2連覇を達成(継続中)

小野寺佳奈(エイジェック)

2017年に第一回大会が行われた女子野球アジアカップ。日本代表は過去2大会をU18メンバーで参戦し、2連覇を達成。今年開催予定の第3回大会では初めてトップチームで参戦し、3連覇を目指す

大会開催年優勝準優勝3位
第1回2017年日本チャイニーズ・タイペイ韓国
第2回2019年日本チャイニーズ・タイペイフィリピン

今回の選考合宿参加メンバーでは、第1回大会に水流麻夏・金満梨々那・安達瑠、第2回大会に小野寺佳奈、生井美桜、関桃子が日本代表として戦い、連覇に貢献している。

第3回大会は今年行われるとの方針が発表(詳細日程は未発表)。この大会は2023年開催予定のW杯大陸予選となり、日本代表はトップチームで出場することを発表している。

日本代表は3連覇がかかるこの大会だが、過去に高校生としてアジア杯日本代表を経験した選手からは、大会優勝の喜び以上にアジアの女子野球や日本代表としての役割など改めて考えることが多いとの話を聞く。アジアや世界の女子野球のリーダー的存在である日本が初めてトップチームで参加し、大会を通してどの様な影響を与えることとなるのか。試合のスコア以外にも注目していきたいことは多い。

女子野球ワールドカップ:第3回から第8回まで6連覇を達成(継続中)

三浦伊織(阪神タイガースWomen)
大会開催年優勝準優勝3位
第1回2004年アメリカ日本カナダ
第2回2006年アメリカ日本カナダ
第3回2008年日本カナダアメリカ
第4回2010年日本オーストラリアアメリカ
第5回2012年日本アメリカカナダ
第6回2014年日本アメリカオーストラリア
第7回2016年日本カナダベネズエラ
第8回2018年日本チャイニーズ・タイペイカナダ

2004年から行われている女子野球W杯。日本代表は第3回大会から2018年の第8回大会まで6連覇を達成。第9回大会はコロナ禍で中止となっていたが、2023年・2024年に開催される見込みとなった。大会7連覇に向けて再スタートを切る。

日本代表のエース・里綾実は第6回から第8回まで3大会連続でMVPを受賞するなど、世界相手にも圧倒的な強さを見せる。今回の候補選手の中では最年長となる里だが、埼玉西武LLでの投球は衰えを見せていない。先日のクラブ選手権ではロングリリーフとしての登板や緊迫した場面で登板し三振を奪う姿も印象に残った。日本代表の7連覇に向けて里の活躍は欠かせないものになりそうだ。

里綾実(埼玉西武ライオンズ・レディース)

野手では川端友紀・三浦伊織がそれぞれ第5回大会からの連続出場を続ける。女子プロ野球を黎明期から支え、今シーズンはクラブ選手権の決勝で共にチームの要として対戦。日本国内でも世界大会でも日本女子野球界の中心選手として活躍を続ける両選手の活躍に次回大会も期待がかかる

新型コロナウイルスの世界的流行により、日本代表の活躍の機会が3年以上失われていた中で、国内では高校・大学・社会人全てのカテゴリーにおいて更なる発展を遂げた女子野球。megaphoneで取材協力いただいた女子野球選手の話を聞いていると、日本代表を一つの目標として掲げている選手は多く、またアジア杯やW杯などの国際大会を通して得た経験の重さや大切さを実感します

国際大会が再び開催されることにより、女子野球が更に発展していくことに期待です!!

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