

1/22(日)に加須きずなスタジアムで行われた香港選抜チームとGOODJOBの試合の模様をお届けします。GOODJOBは今年から監督に就任した元W杯日本代表の吉井萌美監督の初陣です。

試合は初回から動く。GOODJOB上位打線が連打でチャンスを作ると、4番・小菅の先制打、5番玉村の内野ゴロの間に2点を先制する。追う展開となった香港もその裏、安打と四球で2死一二塁のチャンスを作ると、5番・6番の連打で試合を振り出しに戻す。

GOODJOBはその後、3回に1点を取り勝ち越すと5回には4得点のビックイニングを作り7回までで9得点。今シーズンから監督を務める吉井監督の「まだ1月なのでファーストストライクから積極的に捉えていこうと話していた。」という言葉の通り、早いカウントからの積極的な攻撃で得点を重ねた。

一方の香港打線も必死に食らいつく。空振りこそ目立ったものの、積極的で力強いフルスイングで外野の頭を越える長打も多く見られた。逆転とまでは至らなかったものの、粘り強い攻撃で最後までGOODJOBを追い詰めた。

初陣となったGOODJOB・吉井萌美監督(第5回・6回・7回女子野球W杯日本代表)
「まだ1月なので戦略などの細かいところは考えず、サインも出していなかったのですが、『ファーストストライクをしっかり捉える』という課題で臨みました。選手にとっては国際試合ということで、コミュニケーションの部分であったり、普段なかなかできない経験ができたと思います。(香港チームについて、)一生懸命さがあるので、こうやって一緒に練習することができたりすることでもっと強くなるのかなと思いました。(今シーズンの目標について、)去年果たせなかった全日本選手権への出場が目標ですが、監督としては選手が個々の能力を発揮できるように、自分自身も采配を勉強していきたいと思います。」
