
野球に使用する道具は他の競技と比べても多く、収納する場所に困ったことはありませんか?最近は様々なデザインの野球道具や様々な機能を持ったトレーニング用品など、荷物が多くなってしまっている方も多いのではないでしょうか?今回は休日を利用して玄関に野球道具を収納する棚を製作しました。
今回製作した棚のテーマは「寸法ピッタリ」。ワンルームのアパートに住んでいるため、空間を少しでも無駄にしたくはありません。既製品では対応できない玄関スペースをフルに活用した棚を作っていきます。また、デザインのテーマは「工房感」。OSB合板を塗装なしで使用することで素材を活かし、ワイルドな雰囲気にしました。

OSB合板は短冊状の木片をプレスして接着剤で固めたものです。製作方法の性質上、一枚一枚、表と裏でも模様が異なるため、様々な木目を楽しむことができます。今回は塗装なしで使用しましたが、ブラウンやブラック系の塗料を使用することで全く異なる雰囲気に仕上げることも可能です。
ワンルームの玄関スペースに寸法ピッタリの棚を置きたい!!
まず、棚を置く場所のスペースがこちら。ワンルームアパートにありがちな正方形の玄関スペースで下駄箱等の収納スペースはありません。このスペースの一部に、靴・グローブ・バット・救急箱・クーラーボックス・帽子・ベルト・手入れ用具など、野球関係の荷物を全て置ける棚を作ります。

それでは、製作過程を紹介していきます。
使用する木材は以下の通り。910mm(3フィート)×1820mm(6フィート)×厚さ9mmのOSB合板(¥1,380)を2枚購入。2枚を以下の図のようにホームセンターでカットしてもらいました。即板(支柱部分)2枚、棚板(荷物を置く部分)8枚、背板(背面部分)4枚作ってもらいました。今回利用したホームセンターは1カット50円。ほとんどの場合は重ねてカットすることが可能なため、2枚を同じ寸法でカットすることで料金を抑えることができます。
さらに、同店舗内で端材の詰め放題コーナーを発見。厚さ9mmのOSB合板の端材がたくさん置いてあったので、棚受(棚板を置く部分)とバット立て用の板を200円でGET!!木材カットサービスを行なっているホームセンターでは端材を格安で販売していることが多いみたいです。

ホームセンターの電動ノコギリを使用してカットする場合、刃の厚みの関係で1カットにつき1mm程度短くなっていきます。1820mmから600mmの棚板を2枚切り出すと残りはおよそ618mmになります。下記のイメージの通り、厚さ9mmのOSB合板を使用しているため、余りの板を背板として使用するとぴったりになります。(店舗によって刃の厚みが異なるため、短くなる長さも異なります。これは棚板を1mm-2mm短くすることで調整可能です。)

材料を購入したら早速作業開始!!
DIYで最も大変で木屑などのゴミも大量に出るカットの過程がないため、室内にブルーシートを敷いて作業していきます。

まず、端材として購入した16本の棚受を即板に取り付けていきます。実際に棚に置くものをイメージしながら、高さを決定し、棚受けを打ち込みます。今回は下から、170mm-150mm-150mm-300mm-250mm-400mm-200mm-200mmの高さに設定しました。靴・スパイクは150mm、グローブは200mm程度の高さでちょうど良いと思います。その他の部分も実際に置くものの高さを測定しながら高さを決定しました。

続いて、端材を組み合わせ箱型のバット立て部分を製作。完成時の右下部分になるように即板の脇に取り付けていきます。

最後に背板を取り付けます。棚受を取り付けた部分を内側にして背面に適当な感覚で背板を打ち込んでいきます。背面全体を覆うサイズの背板を取り付けても良いですが、今回は通気性確保と木材節約のため、隙間を開けて4枚の背板を取り付けました。

作業完了!! 玄関に完成した棚を置き、荷物を置いてみました
以上で工具を使った作業は完了!!
完成した枠組みを設置し、正面から棚板を差し込んでいきます。棚板は釘・ネジを使用して固定していないため、部分的に外すことも可能です。少々手間はかかりますが、棚受けを付け替えれば高さ調節も可能です。





手入れ道具やトレーニング道具などを含めると、野球に使用する道具はとても多く、部屋や玄関が片付かないという悩みを持つ野球選手やその家族の方は多いと思います。家の限られたスペースを活用し、置きたい荷物にピッタリ合う収納スペースを作ることで片付けは一気に楽になると思います。
ホームセンターのカットサービスやDIYスペースを活用すれば簡単にオリジナルの棚を製作することができます。グローブや用具をたくさん集めて置き場に困っている草野球選手の皆さん、片付けが苦手な少年野球選手のお子さんを持つ保護者の皆さん、ぜひ野球道具を収納する棚を作って見てください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!