
いよいよ今週末開催される全日本女子硬式クラブ野球選手権大会。クラブ選手権をより楽しむために、昨年までの過去15大会を振り返っていきます。

Contents
歴代優勝・準優勝チーム
大会数 | 開催年度 | 優勝 | 決勝戦スコア | 準優勝 |
第1回 | 2006 | 侍 | リーグ戦 | BLESS |
第2回 | 2007 | 尚美学園大 | 2-0 | 新波 |
第3回 | 2008 | BLESS | 12-1 | マドンナ松山 |
第4回 | 2009 | アサヒトラスト | 2-0 | ハマンジ |
第5回 | 2010 | 侍 | 4-0 | アサヒトラスト |
第6回 | 2011 | アサヒトラスト | 7-0 | 新波 |
第7回 | 2012 | 新波 | 3-2 | オール成美 |
第8回 | 2013 | アサヒトラスト | 7-0 | ホーネッツレディース |
第9回 | 2014 | 履正社Rectovenus | 3-0 | ハマンジ |
第10回 | 2015 | アサヒトラスト | 6-3 | ハマンジ |
第11回 | 2016 | アサヒトラスト | 6-2 | MSH医療専門学校 |
第12回 | 2017 | ZENKO BEAMS | 2-0 | アサヒトラスト |
第13回 | 2018 | ハナマウイ | 8-6 | アサヒトラスト |
第14回 | 2019 | 台風の影響で中止 | ||
第15回 | 2020 | 西武ライオンズレディース | 2-1 | エイジェック |
チーム別に見るとアサヒトラストが最多5回の優勝を誇る。チーム別優勝・準優勝回数は以下の通り。
アサヒトラスト:優勝5回・準優勝3回
侍:優勝2回
新波:優勝1回・準優勝2回
BLESS:優勝1回・準優勝1回
尚美学園大学:優勝1回
履正社Rectovenus:優勝1回
ZENKO BEAMS:優勝1回
ハナマウイ:優勝1回
埼玉西武LL:優勝1回
ハマンジ:準優勝3回
マドンナ松山:準優勝1回
オール成美:準優勝1回
ホーネッツレディース:準優勝1回
MSH医療専門学校:準優勝1回
エイジェック:準優勝1回
ここからは過去5大会を細かく振り返っていきます!!
第10回大会 当時最多の17チームが参加 アサヒトラストが4回目の優勝
第1回は6チーム、第2回から第9回は8チームが参加していたクラブ選手権だが、節目となる第10回大会には17チームが参加し、日程も3日間に延長されるなど、その規模は一気に拡大した。大会はアサヒトラストが4度目の優勝を成し遂げた。準優勝のハマンジは二年連続の決勝進出を果たすも初優勝には届かなかった。

個人表賞
最優秀選手:荒木 未来(アサヒトラスト)
優秀選手:小林 夏希(ハマンジ)
敢闘選手:佃 早枝(ホーネッツ・レディース)
敢闘選手:長池 玲美菜(MSH医療専門学校)
第11回大会 アサヒトラストが連覇を達成!!

個人表賞
最優秀選手:吉井 萌美(アサヒトラスト)
優秀選手:永田 聖佳 (MSH医療専門学校)
敢闘選手賞:西 朝美(AFB-TTR)
敢闘選手賞:野上 菜未(履正社RECTOVENUS)
敢闘選手賞:道下 未咲(アサヒトラスト)
第12回大会 ZENKO BEAMSが初の栄冠!!

個人表彰
最優秀選手:半田 渚(ZENKO BEAMS)
優秀選手:清水 美佑(アサヒトラスト)
敢闘賞:長池 玲美菜(ハナマウイ)
敢闘賞:阿部 史花(侍)
第12回大会のMVP・半田渚投手(現阪神タイガースWomen)と優秀選手・清水美佑投手(現埼玉西武ライオンズ・レディース)は、今回大会の1回戦で対戦する。4年前の決勝戦で投げ合った両投手がそれぞれ別のチームに移籍し、再び投げ合う展開はあるのだろうか。数ある見どころの中の一つとして注目してみてはいかがだろうか。
第13回大会 ハナマウイが初優勝 全日本選手権との2冠を達成!!
決勝戦では珍しく点の取り合いとなったこの大会は、6度目の優勝を狙うアサヒトラストをハナマウイが下し、大会初優勝を成し遂げた。ハナマウイは同年の全日本選手権でも優勝しており、女子硬式野球全国大会の年間2冠を達成した。ハナマウイは第12回は3位、第13回は優勝、第15回は3位(14回は中止)と3大会連続で安定して好成績を収めている。

個人表彰
最優秀選手賞:長池 玲美菜(ハナマウイ)
優秀選手賞:清水 美佑(アサヒトラスト)
敢闘賞:北山 未来(履正社RECTOVENUS)
敢闘賞:兼子 沙希(侍)
第15回大会 埼玉西武LLが初参加で初優勝!!
前年の中止により2年ぶりの開催となった第15回大会は、この年始動した埼玉西武ライオンズ・レディースが初参加にして初優勝を成し遂げた。この大会で準決勝に進出した4チームの内3チーム(西武・エイジェック・GOODJOB)が初参加(エイジェックは中止となった第14回大会には出場予定)。女子硬式クラブ野球が変遷の時期にあるということを象徴する大会ともなった。

個人表彰
最優秀選手賞:清水 美佑(埼玉西武ライオンズ・レディース)
優秀選手賞:小松 圭保(エイジェック)
敢闘賞:田中 有依(GOOD JOB)
個人賞:達磨 沙嬉(ハナマウイ)
最優秀選手賞を獲得した西武の清水美佑投手は、優秀選手賞を受賞した第12回大会・第13回大会に続いて3大会連続の個人表彰となった。
いよいよ開幕する第16回大会 優勝の鍵は投手力

10月9日から10月11日にかけて行われる第16回全日本女子硬式クラブ野球選手権。史上最多の21チームが参加する今大会、1回戦から登場するチームは優勝まで3日間で5回の勝利が必要となる。過去大会の決勝戦スコアや個人表彰を受賞している選手の面々から見ても投手力の強さが鍵となることは必然的である。
全日本選手権4試合で1失点と抜群の安定感を誇る投手陣を擁するエイジェック、3大会連続個人賞受賞の清水美佑を始め多数の好投手を擁する西武、マドンナジャパン2投手を含め経験豊富な投手が多い阪神などが優勝候補筆頭となるだろう。3日間で全20試合が行われるクラブ選手権。好投手たちによるテンポの良い投手戦は見どころです。
今大会は事前にサポーターズクラブに入会したメンバーのみ試合観戦が可能です。(サポーターズクラブ入会はこちら)megaphone試合結果を随時更新していきます。女子野球ファンの皆さん!クラブ選手権を一緒に楽しみましょう!!