
クラブチーム日本一を決める第16回全日本女子硬式クラブ野球選手権。関東地区での予選は最終日を迎え、残る出場枠は1つ。日本ウェルネスの棄権により、アサヒトラストとRabbitsの勝者が関東最後の1枠を手にすることとなった。
アサヒトラスト 対 Rabbits

クラブ選手権最多5回の優勝・3回の準優勝を誇る名門・アサヒトラストは5回までに毎回得点の9得点、投げては藤田捺巳・本多桜子の左右2枚の投手で完封リレー。6回目のクラブ日本一に向けて最後の1枠を手に入れた。

本戦は10月9日に開幕 関東からは11チームが出場する
第16回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会関東の出場チームは以下の11チーム(都道府県順)
エイジェック(栃木県)
埼玉西武ライオンズ・レディース(埼玉県)
侍(埼玉県)
ZENKOBEAMS(埼玉県)
ハマンジINFINITY(埼玉県)
アサヒトラスト(東京都)
ゴールドジム(東京都)
駒沢Rise(東京都)
新波(東京都)
ハナマウイ(東京都)
GOODJOB(神奈川県)
今夏に全日本選手権初優勝を果たしたエイジェックは今年の2冠とクラブ選手権初優勝に向けて優勝候補筆頭となるだろう。昨年の覇者・埼玉西武ライオンズレディースは全日本選手権では準々決勝敗退という結果に終わったが、大会2連覇に向けて関東予選では圧倒的な力を見せつけた。関東地区には大会最多優勝を誇るアサヒトラスト、前回大会3位のハナマウイやGOODJOBなどの強豪チームが多く、今大会も優勝争いに絡んでくるだろう。
過去15回の大会では関東勢の活躍が目立つが、今年は他地区のチームにも注目したい。NPBの名を背負い今年始動した阪神タイガースWomenは全日本選手権ではエイジェックに惜敗したものの、投手層の厚さや地力の強さは疑いようがない。昨年の西武に続き、初出場・初優勝となるだろうか。愛知県一宮市を拠点に活動する東海NEXUSや滋賀県東近江市を拠点に活動する東近江バイオレッツは地域密着型のチーム作りで今夏の全日本選手権では共に3位。地元の応援を背に、クラブ選手権でも躍動することだろう。
高校女子野球の甲子園開催で世間が賑わう中、魅力的なクラブチームが全国から集うこの大会には日本女子野球界の未来が懸かっているとも言える。クラブチームの日本一を決めるこの大会は千葉県市原市での開催。関東圏からもアクセスしやすいので、女子野球に少しでも興味を持った方は球場に足を運んでください!!