第3回東西選抜対抗交流戦メンバー紹介 関東選抜編

今年で第3回の開催を迎えた東西女子硬式野球選抜対抗交流戦。12/3(土)・12/4(日)の二日間で計3試合が女子野球タウン淡路島で行われます。本記事では東西対抗戦に出場する関東選抜のメンバーを紹介します。

昨年の試合の模様はこちら。

試合詳細
会場:淡路佐野運動公園第一野球場
12/3(土)第1試合:14:00(9イニング制)
12/4(日)第1試合:10:00(7イニング制)
12/4(日)第2試合:12:30(7イニング制)

関東トップレベルの24選手が参加 関東選抜選手一覧

関東女子硬式野球連盟に所属するチームから投手8名、捕手4名、内野手7名、外野手5名の計24名が選出。チーム別ではヴィーナスリーグを制したエイジェックから最多の6名が参加しています。

最年少は今年高卒1年目の島野愛友利選手(ジャイアンツ)、最年長は里綾実投手(埼玉西武LL)。若手選手からレジェンド選手まで幅広い世代の選手が参加し、2022年シーズンの締めとなる戦いに臨みます。

投手:8名

選手所属世代(生年)紹介
投手竹村 理エイジェック2002年度全日本選手権2連覇に導いた若き右腕。Vリーグでは最高奪三振率を記録。
投手小松 圭保エイジェック1997年度2022年全日本選手権の優勝投手。強力エイジェック投手陣を牽引するエース。
投手里 綾実埼玉西武LL1989年度女子野球W杯5大会連続出場、3大会連続MVP獲得の日本のエース。
投手田中 露朝ZENKO BEAMS1996年度奪三振能力が高い横腕。『女子野球選手100人アンケート』変化球部門2連覇。
投手花ヶ崎 衣利ハナマウイ1995年度ハナマウイを創設期から支えるエース。第14回全日本選手権大会MVPを獲得。
投手篠原 花奈平成国際大学2002年度大学選抜にも選出された好左腕。Vリーグでは最優秀防御率(1.00)を記録。
投手亀谷 なる実1994年度名門・侍のエース。Vリーグでは昨年投球回1位、今季2位の鉄腕。
投手相田 千陽日大国際2002年度2019年アジア杯優勝メンバー。今季の大学選抜では甲子園のマウンドも経験。

投手はW杯3大会連続MVPのレジェンド・里綾実投手を筆頭に、国内外の各大会で実績のある8名が参加。普段は自チームのエースとして、先発完投も多い8投手。交流戦の短いイニングで見せる全力の投球にも注目です。

megaphoneとしての注目選手は平成国際大学の篠原花奈投手。名門・平成国際大学で今季は2年生ながら主戦投手として活躍。ヴィーナスリーグでは21イニングを投げ防御率1.00で最優秀防御率を獲得(megaphone集計)。先日甲子園で行われた大学選抜の試合では先発のマウンドを託された今後の女子野球を背負っていくことが期待される投手です。また、メンバー中では唯一の左腕です。

捕手:4名

選手所属世代(生年)紹介
捕手英 菜々子埼玉西武LL1997年度埼玉西武LLの正捕手。『女子野球選手100人アンケート2022』強肩部門1位。
捕手田端 凜々花尚美学園大学2001年度2018年W杯優勝メンバー。Vリーグでは最多打点(12打点)を記録。
捕手生井 美桜平成国際大学2001年度作新学院高校時代の2019年には選手権大会優勝。昨年の交流戦でも大活躍。
捕手渡辺 茜音アサヒトラスト1998年度名門・アサヒトラストの正捕手。Vリーグでは最多安打(13安打)を記録。

捕手は4名が選出。ヴィーナスリーグ最多打点の田端凜々花選手(尚美学園大学)、最多安打の渡辺音選手(アサヒトラスト)など、打撃面でもチームの中心を担う選手が選出されています。

megaphoneとしての注目選手は埼玉西武LLの英菜々子選手。英選手はNPB女子チームのパイオニア・埼玉西武LLの正捕手として普段から様々なタイプの好投手を牽引し、打線でも中軸を担う攻守の要。女子野球選手100人アンケート2022では強肩部門で1位に輝いています。

内野手:7名 

選手所属世代(生年)紹介
内野手有坂 友理香アサヒトラスト1990年度第7回W杯最多本塁打。『女子野球選手100人アンケート2022』長打力部門3位。
内野手阿部 希エイジェック1999年度第1回アジア杯・第8回W杯優勝。昨年までは日体大野球部で男子と共に練習。
内野手相坂 仁菜アサヒトラスト2001年度札幌新陽高校の1期生。現在は名門チーム・アサヒトラストで二塁手を務める。
内野手辻野 玲奈エイジェック1997年度全日本選手権連覇・エイジェックの主将。昨年クラブ選手権ではMVPを獲得。
内野手内藤 なつ美尚美学園大学2000年度今季大学二冠を達成。Vリーグでは首位打者・最高出塁率・最高OPSを記録。
内野手佐々木 希エイジェック1998年度全日本選手権連覇・エイジェックの遊撃手。女子プロ時代には最多盗塁も獲得。
内野手島野 愛友利ジャイアンツ女子2003年度甲子園で開催された2021年高校選手権大会優勝投手。遊撃手もこなす二刀流。

内野手は7名が選出。今季ヴィーナスリーグ制覇のエイジェックからは阿部希選手、佐々木希選手、辻野玲奈選手の3選手が参加。尚美学園大学の内藤なつ美選手は今季ヴィーナスリーグで首位打者・最高出塁率・最高OPSの三冠を獲得(megaphone集計)した強打者です。

megaphoneとしての注目選手は“チャーリー”こと有坂友理香選手(アサヒトラスト)。第7回W杯では最多本塁打のタイトルを獲得し、女子野球選手100人アンケート2022では長打力部門で3位を獲得。女子野球界屈指のパワーを誇る有坂選手の豪快な1発が飛び出すことに期待がかかります。

外野手:5名 

選手所属世代(生年)紹介
外野手安達 瑠エイジェック1999年度第1回アジア杯優勝メンバー。主に3番センターを務める俊足堅守の外野手。
外野手山下 陽夏ジャイアンツ女子1999年度大体大時代の2021年には大学選手権優勝。ジャイアンツ女子チーム1期生。
外野手石垣 麻弥乃尚美学園大学2001年度第2回アジア杯優勝メンバー。今季大学二冠達成の尚美学園大の主将を務める。
外野手内永 芽依ZENKO BEAMS2000年度ZENKOで主に1番センターを務める巧打者。積極的なバッティングが持ち味。
外野手大工谷 莉子日大国際2001年度2年連続の出場。昨年の交流戦では1番打者で二塁打を放ち先制のホームイン。

外野手は5名が選出。エイジェックで主に3番を務め全日本選手権連覇に導いた安達瑠選手、助っ人としてプレーしたゴールドジムで主に4番を務めチームの全国8強に貢献した山下陽夏選手(ジェイアンツ女子)を筆頭に、脚力も生かした長打力がある選手が揃った印象です。

megaphoneとしての注目選手は日大国際の大工谷莉子選手。大工谷選手は長身から繰り出される力強いスイングが魅力の強打の左打者。ジャイアンツ球場で行われた昨年の東西対抗戦では1番打者を務め、先頭打者で二塁打を放つと先制のホームインの活躍。2年連続での活躍が期待されます。

第3回を迎えた東西選抜対抗戦。女子野球タウン・淡路島で熱い戦いが繰り広げられることに期待です!!

おすすめの記事