
3月23日に開幕した第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会。3月28日に行われた大会4日目の総括です。
【3月28日】試合結果
きずな① | 神戸弘陵学園 | 1-0 | 駒大苫小牧 |
きずな② | 福井工大福井 | 3-0 | 作新学院 |
きずな③ | 横浜隼人 | 6-5 | 高知中央 |
きずな④ | 京都両洋 | 0-5 | 神村学園 |
田ヶ谷① | 花巻東 | 7-0 | 啓明学館 |
田ヶ谷② | 開志学園 | 1-5 | 折尾愛真 |
田ヶ谷③ | 島根中央 | 2-9 | 岐阜第一 |
田ヶ谷④ | 秀岳館 | 1-8 | 履正社 |
PICKUP GAME:神戸弘陵学園 vs 駒大苫小牧
megaphone編集長がこの日に観戦したゲームの中から1試合をピックアップして紹介します。(加須きずなスタジアム全試合+決勝戦を観戦予定)

本日のPICKUP GAMEは神戸弘陵と駒大苫小牧の一戦。
加須きずなスタジアムで行われた3回戦第1試合は神戸弘陵・樫谷そら、駒大苫小牧・金髙暖の涼先発左腕により始まったこの試合。神戸弘陵は2回、四球で出た走者を送りバントで送りチャンスを作ると、8番・井上海がタイムリーを放ち1点を先制。

1点を追う展開となった駒大苫小牧は5回二死まで無安打に封じ込まれるも、二死から8番・山藤奈々笑の死球、9番・白濱渚の安打で一二塁のチャンスを作る。続く1番・渡辺美羽が放った打球はレフトの前に落ち、二塁奏者は一気に本塁に突入。しかし、神戸弘陵のレフト・堀みずほが好返球で惜しくも本塁タッチアウト。

神戸弘陵は6回から新2年生左腕・伊藤まことを投入。110キロ台後半の力のあるストレートで押し込み、最後は4者連続三振で試合を締めた。両チーム合わせて3人の左腕が登板し、終わってみればそれぞれ2安打のみという白熱の投手戦となった。
少ないチャンスで唯一甘く入った失投を捉え得点に結びつけた神戸弘陵。一方の駒大苫小牧もチャンスで1本を放つも好守に阻まれ無得点。好左腕の対決で実力が拮抗した中で、ワンプレー、1球の差が勝敗を分けた結果となった。

明日(3月29日)の試合 注目ポイント
明日の注目は神戸弘陵と福井工大福井の一戦。この対決は昨年の春に東京ドームで行われた決勝戦と同じカード。昨年の東京ドームでは延長10回にもつれる白熱の投手戦に。メンバーこそ入れ替わったものの今年も同様の熱い戦いが期待される。
神戸弘陵は新3年生の樫谷そら、新2年生の伊藤まことの好左腕2投手でここまで2試合を無失点。明日も両投手の継投で福井打線を封じ込め、昨年のリベンジを果たすことはできるだろうか。一方の福井工大福井は新2年生右腕・藤田奈那がここまで2試合を共に完封勝利。今日も作新学院打線を1安打に封じ込めた右腕に明日も期待がかかる。
その他3試合も3回戦を勝ち抜いたレベルの高い好カードが多数。東京ドームまでの2勝、優勝までの3勝を掴み取るのはどの高校となるのか。明日準々決勝4試合が行われます。
