第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会 大会1日目

3月23日に開幕した第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会。3月23日に行われた大会1日目の総括です。

【3月23日】試合結果

きずな①クラーク記念国際8-0新田
きずな②蒼開8-2叡明
きずな③盛岡誠桜13-0南部商業
田ヶ谷①横浜隼人12-3惺山
田ヶ谷②大体大浪商8-0岩瀬日大
田ヶ谷③佐伯0-8神村学園
平国大①京都外大西7-2札幌新陽
平国大②埼玉栄4-7開志学園
平国大③折尾愛真0-0
【継続試合】
花咲徳栄
行田①島根中央7-0広陵
行田②至学館9-3駒沢女子
行田③山陽4-11秀岳館

PICKUP GAME:クラーク記念国際 vs 新田

megaphone編集長がこの日に観戦したゲームの中から1試合をピックアップして紹介します。(加須きずなスタジアム全試合+決勝戦を観戦予定)

本日のPICKUP GAMEは加須きずなスタジアム開幕試合となったクラーク記念国際と新田の一戦。

クラーク記念国際の先発投手は佐藤衣吹投手。佐藤投手は東北高校の主将を務め、選抜甲子園にも出場している佐藤響選手の双子の姉。「東北高校は負けてしまったので、弟の分まで勝ち上がりたい」と話した佐藤投手は立ち上がりからテンポの良い投球で3回を投げ無失点。「先発の役割を果たすことができた」と自身の投球を振り返った。

クラーク記念国際は打線も好調で初回に5得点を挙げるとその後も得点を重ね5回で8得点。3投手の継投で0点に抑え初戦を8-0の5回コールドで快勝した。

クラーク記念国際にとって神戸弘陵は、夏の選手権では対戦が予定されていながらも途中棄権のため戦わずして敗れ、秋のユース大会では準々決勝で完封負けを喫した因縁の相手とも言える。1回戦を完勝したクラーク記念国際は明日、神戸弘陵との2回戦に臨む。

明日(3月24日)の試合 注目ポイント

きずな①学法石川8:00東海大翔洋
きずな②日本ウェルネス10:00駒大苫小牧
きずな③京都両洋12:00静清
きずな④大体大浪商14:00高知中央
行田①神村学園9:00岡山学芸館
行田②花巻東11:00京都外大西
行田③福知山成美13:00開志学園
田ヶ谷①神戸弘陵学園9:00クラーク記念国際
田ヶ谷②室戸11:00啓明学館
田ヶ谷③福井工大福井13:00蒼開
平国大①折尾愛真0-0
【継続試合】
花咲徳栄
平国大②南部商業11:00作新学院
平国大③横浜隼人13:00秀明八千代

明日の注目は田ヶ谷サン・スポーツランド野球場第1試合の神戸弘陵vsクラーク記念国際の一戦。秋のユース大会王者の神戸弘陵が明日の2回戦に登場。冬を超えてさらにパワーアップした王者の姿を見ることはできるだろうか。また各校からの注目を集め、プレッシャーのかかる中での戦いぶりにも期待したい。クラーク記念国際にとって神戸弘陵は前述の通り“因縁の相手”とも言える。コールド勝ちした1回戦の勢いに乗ってリベンジを果たすことはできるだろうか。

加須きずなスタジアム第3試合の静清高校vs京都両洋高校の一戦にも注目。静清高校は昨夏の選手権大会を1年生のみのチームで戦い、優勝の横浜隼人高校を終盤まで追い詰める強さも見せた。埼玉西武LLで選手としても活躍する岩見香枝監督の下、厳しい冬の練習を乗り越えパワーアップした姿を期待したい。京都両洋高校は夏の大会ではベスト4と好成績を残すも秋のユース大会では無念の途中棄権。秋の悔しさを晴らすべく、春の大会にかけるより強い気持ちが現れたプレーを期待したい。

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