第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会 決勝戦見どころ

第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会決勝戦の見どころ解説です。決勝戦は昨年に続いて東京ドームで開催されます。

決勝戦は秋ユース大会決勝と同カードに 神戸弘陵 vs 花巻東

4/2(日)18:00プレイボールの決勝戦は神戸弘陵学園高校と花巻東高校という秋のユース大会決勝戦と同一のカードに。秋決勝戦では神戸弘陵が5-0で勝利しているが、東京ドームで行われる春の決勝戦はどのような戦いが繰り広げられるだろうか。両チームはここまでほとんど変わらないオーダーで4試合を勝ち抜いており、決勝戦でも同様のオーダーが予想される。

神戸弘陵学園高校:2年連続で東京ドームの舞台で秋春連覇を目指す

☆勝ち上がり
2回戦 8-0 クラーク記念国際(6回コールド)
3回戦 1-0 駒大苫小牧
準々決勝 2-0 福井工大福井
準決勝 6-0 横浜隼人

前回大会準優勝の神戸弘陵学園高校は新チームとなった昨年秋のユース大会で優勝。近年の大会では最も好成績を残しており、2年連続で東京ドームでの決勝戦に挑む。昨年決勝戦で敗れた福井工大福井を含む4校相手にここまで無失点。接戦をものにしてきた圧倒的な投手力で秋春連覇を目指す。

神戸弘陵は樫谷そら、伊藤まことの左腕2人が主戦投手として登板。両投手は高校女子野球界でもNo.1を争うトップレベルの好左腕。東京ドームでもこの2投手が躍動する姿が期待される。

打線の注目は新2年生ながら1番捕手として攻守の要を担う田垣朔來羽。田垣はここまで.429の好打率を記録し、打線を勢いづける活躍。捕手としても投手陣をリードし、強肩でランナーを刺す場面も多く見られた。東京ドームでの決勝戦でも攻守双方の活躍が期待される。

花巻東高校:大会出場2回目にして東北勢初の全国制覇を目指す

☆勝ち上がり
2回戦 4-0 京都外大西
3回戦 7-0 啓明学館(5回コールド)
準々決勝 5-4 折尾愛真(延長8回タイブレーク)
準決勝 2-1 履正社(延長10回タイブレーク)

昨年のユース大会では東北史上最高タイとなる全国準優勝の成績を残した花巻東は大会2回目の出場ながら、準々決勝、準決勝をタイブレークの末にサヨナラで勝利し決勝戦に駒を進めた。東京ドームで開催される決勝戦の舞台で神戸弘陵学園へのリベンジを誓う。

花巻東は主に関口瑞生・菅澤陽向の2投手の継投で戦い、接戦をものにしてきた。準決勝では関口は9回1失点の好投、菅澤はタイブレークを無失点に抑えるなど調子を上げてきており、決勝戦でもこの2投手の好投が期待される。

打線の注目は2番打者を務め、準決勝ではサヨナラ打を放った佐々木秋羽に注目。父は同校男子野球部の洋監督、兄は同部の麟太郎主将の佐々木はここまで打率.429を記録。バントヒットを記録している快速にも注目。佐々木は「東京ドームは兄も父も試合をしたことがない球場なので、自分が歴史をつくろうと思います。」と決勝戦への意気込みを語った。

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