
3月23日から4日間の日程を終えた第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会。明日行われる準々決勝に向け、ベスト8に進出したチームを紹介します。
【3月29日】ベスト8 対戦カード
準々決勝4試合は全て加須きずなスタジアムで開催。本日行われた3回戦を勝ち抜いた8チームが対決します。
神戸弘陵学園高校

☆勝ち上がり
2回戦 8-0 クラーク記念国際(6回コールド)
3回戦 1-0 駒大苫小牧
前回大会準優勝の神戸弘陵学園高校は新チームとなった昨年秋のユース大会で優勝。近年の大会では最も好成績を残しており、2年連続での東京ドームでの決勝戦、秋春連覇を達成することはできるだろうか。今大会はここまで2試合を戦い、共に左腕2投手の継投で無失点での勝利。明日以降も連戦が続く中で投手層の厚さがストロングポイントとなりそうだ。
福井工大附属福井高校

☆勝ち上がり
2回戦 1-0 蒼開
3回戦 3-0 作新学院
前回大会覇者の福井工大福井はここまで2試合を戦い、新2年生エース・藤田奈那の好投で接戦をものにしている。中村薫監督は「昨年から出ていた選手がほとんどいなくて、経験が積めていなかったですが、一個一個勝つにつれてどんどん成長していってくれているなと感じています。」と話す。下級生エースの踏ん張りと接戦を戦った経験値で2年連続優勝の栄冠を勝ち取ることはできるだろうか。
横浜隼人高校

☆勝ち上がり
1回戦 12-3 惺山
2回戦 6-2 秀明八千代
3回戦 6-5 高知中央
昨夏の選手権覇者・横浜隼人高校は3試合を勝ち抜きベスト8進出。選手権大会決勝戦に1年生ながら出場し、最終回に同点打を放った加藤絢子がこの大会では1番打者を務め、1回戦では5打数5安打、3回戦では3打数3安打と大暴れ。本日の高知中央戦でも4点を逆転する原動力となった。昨夏見せた終盤の勝負強さをメンバーが入れ替わったこの春も発揮することができるだろうか。
神村学園高等部

☆勝ち上がり
1回戦 8-0 佐伯(5回コールド)
2回戦 7-0 岡山学芸館(5回コールド)
3回戦 5-0 京都両洋
第1回から連続出場を続ける名門・神村学園高等部は1回戦、2回戦を5回コールドで勝ち上がり、本日の京都両洋戦ではエースの左腕・都京香が7回を2安打完封。打線も繋がり、5得点と好調を維持。投打が噛み合った野球で第8回以来の春の栄冠を手にすることはできるだろうか。
花巻東高校

☆勝ち上がり
2回戦 4-0 京都外大西
3回戦 7-0 啓明学館(5回コールド)
昨年のユース大会では東北史上最高タイとなる全国準優勝の成績を残した花巻東は2期生・3期生48名で選抜大会2回目の出場で優勝を狙う。同校OBで先日のWBCで日本代表を優勝に導き、大会MVPを獲得した大谷翔平の勢いに続くことはできるだろうか。ここまで3投手が登板し無失点に抑えている層の厚い投手陣で明日以降も続く連戦に臨む。
折尾愛真高校

☆勝ち上がり
1回戦 9-1 花咲徳栄(5回コールド)
2回戦 24-0 丹波連合(5回コールド)
3回戦 5-1 開志学園
大会8回目の出場となる折尾愛真高校は2回戦で今大会中最多となる24得点を記録。昨夏の選手権大会を2年生投手メインで準優勝の成績を残した開志学園投手陣からも5点を奪うなど、打線は好調。広角に長打を放つことができる4番・境遥菜を中心とした強力打線で全国大会初制覇を狙う。
岐阜第一高校

☆勝ち上がり
2回戦 4-0 至学館
3回戦 9-2 島根中央(5回コールド)
昨夏の選手権大会ベスト4の岐阜第一は新2年生エース・桒澤明里に注目。中学時代に日本一となった経験を持つ桒澤は1年生ながら昨夏の選手権大会で主戦投手としてベスト4進出に大きく貢献。さらに一冬を超え、2回戦の至学館戦では7回3安打6奪三振の圧巻の投球。本日の3回戦では登板がなく、休養は十分。準々決勝以降の快投に期待がかかる。
履正社高校

☆勝ち上がり
2回戦 6-2 東海大静岡翔洋
3回戦 8-1 秀岳館(5回コールド)
昨秋のユース大会ベスト4の履正社はここまで2試合で6人の投手が登板。代打や代走も積極的に使うなど、全体的な選手層の厚さが窺える。2試合で20安打を放った強力打線に走塁や小技を駆使した橘田恵監督の采配が加わり、相手守備陣を追い詰め、2017年以来の春優勝を勝ち取ることはできるだろうか。