第17回全日本クラブ選手権 直前情報〜東日本編〜

いよいよ今週末開催される全日本女子硬式クラブ野球選手権大会。
今回は東日本のチームに焦点を当て、クラブ選手権の見所を分析していきます!!

※本記事上の東西の分け方はクラブ選手権組み合わせ抽選時の分け方を参考にしています。

クラブ選手権 東日本からの出場チーム

チーム名所在地出場回数昨年成績
埼玉県17年連続17回目
ホーネッツ北海道10年連続16回目
アサヒトラスト東京都15年連続15回目
ハマンジINFINITY埼玉県2年連続12回目
新波東京都2年連続12回目
ZENKO BEAMS埼玉県7年連続7回目準優勝
ハナマウイ東京都6年連続6回目3位
佐川急便東京都3年ぶり6回目-
ASCA愛知県3年ぶり6回目-
駒沢Rise東京都2年連続4回目
エイジェック栃木県4年連続4回目優勝
ゴールドジム東京都4年連続4回目ベスト8
Sirius埼玉県3年ぶり4回目-
Rabbits千葉県3年ぶり4回目-
RUSH愛知県2年連続3回目
埼玉西武ライオンズ・レディース埼玉県3年連続3回目ベスト8
GOODJOB神奈川県3年連続3回目
ゆにわ宮城県初出場-

初参加・2回目の参加のチームがおよそ半数を占める西日本のチームに対して、第一回大会から連続出場を続ける侍を筆頭に、比較的歴史のあるチームが揃っています。また、昨年の決勝もエイジェックとZENKOBEAMSの関東対決になっており、過去大会の成績を見ても東日本勢の活躍が目立ちます。

東日本勢は大会二連覇を目指すエイジェック、最多5回の優勝を誇るアサヒトラスト、昨年の雪辱を果たし二大会ぶりの優勝を目指す埼玉西武ライオンズ・レディース、昨年も好成績を残したZENKO BEAMSやハナマウイなど、優勝経験のあるチームが多く出場しています

ここからは東日本から4チームをピックアップし紹介していきます。

【エイジェック】主軸選手が抜けたもののその強さは健在

辻野玲奈選手

昨年、最多6人のマドンナジャパン代表選手を擁し、圧倒的な強さを誇ったエイジェックは、その全メンバーが退団。昨年のクラブ選手権MVPで今季主将に就任した辻野玲奈、昨年から先発投手の柱として活躍している小松圭保・小野寺佳奈・竹村理、今季新加入の阿部希(日本体育大学/ハナマウイ)・大野七海(大阪体育大学)などを中心に戦力は整っている。ヴィーナスリーグでも不戦敗を除くと7勝1分と安定した成績を残しており、今大会も優勝候補として注目が集まります

初戦はWELFARE(8/26 ナスパ第1試合)

小野寺佳奈投手

【埼玉西武ライオンズ・レディース】2年ぶりの全国制覇に向けて前半戦は好調

清水美佑投手

一昨年の覇者・埼玉西武ライオンズレディースは前回大会では初戦の阪神タイガースWomenとの激戦を制するも無念の準々決勝敗退。昨年の雪辱へ向けて、今季はヴィーナスリーグ7勝0敗2分、スイートデコレーションカップ・栃木さくらカップでは優勝とここまでは着実に結果を残しています。NPBの名を背負うチームのパイオニアとして、マドンナジャパン代表4選手を擁し王者奪還に挑みます。

マドンナジャパンメンバー
里 綾実(投)
岩見 香枝(内)
出口 彩香(内)
清水 優花(外)

初戦はASCA(8/27 ナスパ第2試合)

出口彩香選手

【ZENKO BEAMS】マドンナジャパン・中島梨紗監督を迎え、昨年以上の躍進を目指す

田中露朝選手

昨年のクラブ選手権準優勝のZENKO BEAMSは今季から監督にマドンナジャパンの中島梨紗監督が就任。前回大会では全試合登板のエース・田中露朝、全試合4番で8打点の活躍の坂口英里のバッテリーを中心に、昨年の準優勝メンバーが多く残っています。エース・田中、好左腕・泰美勝を軸に、高い投手力と勝負強さで接戦をものにする戦いに注目です。

マドンナジャパンメンバー
中島 梨紗(監督)
田中 露朝(投)

初戦ははつかいちサンブレイズ(8/26 ナスパ第3試合)

坂口英里選手

【アサヒトラスト】6度目の優勝を目指し15年連続15回目の出場

鈴木ちなみ投手

創部15年目を迎えた名門・アサヒトラストは、最多6度目の全国制覇に挑む。2016年以降は優勝から遠ざかっているものの、優勝5回・準優勝3回の実績を持ちます。直近の日本代表選手こそいないものの、女子野球界随一のパワーヒッター・有坂友理香、力強い直球と高い奪三振能力が持ち味の鈴木ちなみ、投打二刀流での活躍が期待される藤田捺実など、6年ぶりの日本一に向けてメンバーは揃っています。

初戦は阪神タイガースWomenと新波の勝者(8/26 大谷津第4試合)

藤田捺実投手

過去の大会結果では圧倒的な実績を持つ東日本勢。新規チームが増え、勢いのある西日本勢相手に今年も東日本勢から優勝チームが出るのか。優勝経験を持つ7チームと初優勝を狙う11チーム、東日本勢の戦いに今年も注目です!!

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