女子野球選手・ファンが選ぶ 全日本クラブ選手権ベストナイン

阪神タイガースWomenの初優勝で幕を閉じた第17回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会。女子野球選手・ファンの皆様にご協力いただき、今大会のベストナインをmegaphone独自で選出させていただきました

投票総数は134票。編集長自らも女子野球ファンの1人として1票を投じました。ご協力いただいた選手・ファンの皆様、ありがとうございました!!

投手:高卒ルーキーながら2完投で準優勝に貢献

投手部門は高卒ルーキーながら2つの完投勝利でチームの準優勝に貢献した九州ハニーズ・百田陽菜投手が最多得票。百田投手は18回2/3を投げ、全選手中最多の3勝を記録。9番投手として出場した初戦のSrius戦では先制のランニングホームランを放つなど、打者としても貢献。得票率27.7%で投手部門1位となりました。

2位・3位には阪神の2投手がランクイン。3位の石村奈々投手は準々決勝の京都文教大学戦で完全試合を達成しています。石村投手は2試合13イニングを投げ無失点、その他各種成績でトップの成績を残す大活躍でした。

チーム最年少ながら厳しい投手戦を耐えきったのがとても感動した
チームを準優勝に導くピッチング、初戦はランニングホームランで打者としても貢献
高卒ルーキーとは思えない程堂々としたマウンド捌きでした
順位選手チーム得票率
1百田 陽菜九州ハニーズ27.7%
2植村 美奈子阪神タイガースW14.9%
3石村 奈々阪神タイガースW12.8%

捕手:完全試合達成の好リードで阪神タイガースWを優勝に導く

捕手部門は優勝の阪神タイガースWomen・中江映利加選手。中江選手は打率.500(2位)、出塁率.625(2位)、さらには4盗塁(3位)の大活躍。捕手としては好リードで石村投手とともに完全試合を達成。決勝では1死2塁のピンチでバント小フライをゲッツーにする好守を見せるなど、攻守に渡っての活躍でした。

僅差の2位には九州ハニーズの緒方佑華選手がランクイン。緒方選手は「東海NEXUS戦の先頭打者で同点のきっかけを作った」「笑顔を絶やさない姿はピッチャーに安心感を与えている」「肩が強くブロッキングが良い」などのコメントと共に票を集めています。

石村投手の完全試合を含め阪神投手陣を巧みなリードで日本一を手繰り寄せた
一回戦で急遽捕手交代でも確実にこなしていた印象。ムードメーカーでもあるとおもいます。
決勝戦での小フライゲッツー
順位選手チーム得票率
1中江 映利加阪神タイガースW34.1%
2緒方 佑華九州ハニーズ31.8%
3英 菜々子埼玉西武LL13.6%
4木瀬 悠里東近江バイオレッツ11.4%
5坂口 英里ZENKO BEAMS9.1%

一塁手:勝負強さを発揮した準優勝・九州ハニーズの5番打者

一塁手部門は決勝戦での2点タイムリー二塁打が多くの女子野球ファンの心に残り、九州ハニーズ・船越千紘選手が1位に。本職は捕手の船越選手は一塁でも好守を連発し、投手への声かけについてのコメントも多数ありました。

優勝の阪神・蜜浦さくら選手は2位にランクイン。蜜浦選手は8番打者として出場し、打率.400を記録。好調の上位打線に繋ぐ役割を果たし、チームの全国制覇に大きく貢献しています。

決勝戦のレフトオーバータイムリーツーベースはすごかった
ピッチャーへの声かけのタイミングが絶妙!
結果、1塁手+キャッチャーの役割も果たしている
決勝での勝負強いバッティングは凄かった。
投手への声掛けもしていてかっこよかった
順位選手チーム得票率
1船越 千紘九州ハニーズ53.5%
2蜜浦 さくら阪神タイガースW25.6%
3前川 瑠那ZENKO BEAMS9.3%
3中嶋優菜東近江バイオレッツ9.3%

二塁手:俊足巧打のユーティリティープレイヤーが今大会は二塁手で活躍

二塁手部門は九州ハニーズ・小島也弥選手が最多得票。昨年、エイジェックでの全国制覇時は主にセンターでの出場が多かった小島選手は、新天地では二塁手として活躍。小島選手は全試合1番で出場し、打率.313、5盗塁を記録。3回戦の東海NEXUS戦では土壇場の7回に同点打を放つなど、ファンや選手間の記憶にも残る活躍でした。

得票数2位にはAmazingの主将・谷川愛選手がランクイン。今大会のダークホース的存在のAmazingは西武LLにサヨナラで敗れ、惜しくも3回戦敗退となりましたが、1番打者の谷川選手は2試合で打率.600の活躍。西武戦でも初回に先制のホームインをする活躍でした。

東海NEXUS戦の、意地の一打で同点で延長戦に持ち込んだあのバッティングは涙しました。守備も安定、走塁も完璧!
身軽な動きは忍者の様。足も速く、ヒットになるボールも素早い動きでアウトにできている。バッティングも素晴らしい。
あらゆる投球を苦にしないヒットメーカー。走力もダントツ。エイジェックでは外野を守っていたがハニーズでは本来の内野手を。グラブさばきも軽快でどこでも守れるオールラウンダーぶりを発揮した。
順位選手チーム得票率
1小島 也弥九州ハニーズ34.5%
2谷川 愛Amazing27.3%
3浅野 桜子阪神タイガースW14.5%
4依田 伊吹ZENKO BEAMS10.9%

三塁手:阪神のホットコーナーを務め好守を連発

三塁手部門は阪神タイガースWomen・田口真奈選手が1位に。2番打者を務めた田口選手は打率.308を記録し、決勝戦ではエラーを含め3出塁。大会MVPの1番前田桜茄選手と最多打点の3番三浦伊織選手を繋ぐ役割を果たし、チームを優勝に導きました。また三塁手としての守備力の高さについてのコメントも多く見られました。

2位には九州ハニーズ・深海舞絵選手がランクイン。深海選手は「目立ったプレーはないが、野球を1番知ってる細かな動きが推しです。そして、決勝戦誰も打てず0点だった中、タイムリーヒットを打ちチームに希望を与えたのがすごかった。この選手は、本当に野球が上手い。」「三塁線への速い当たりも飛びついてキャッチしていた。タッチアップが早かったランナーも見逃さず、冷静に反応していた。バッティングも素晴らしい。」など、細かい部分でのプレーに関するコメントが多かったことも印象的でした。

抜けそうな当たりも体を入れてとっていて投手はとても嬉しいと思う。あの守備は凄かった
迷いのない1歩目が出ていて凄かった。3塁線の強い打球にも反応が遅れてなくて頼もしいバックだと思いました。
安定した守備と2番打者としての活躍
順位選手チーム得票率
1田口 真奈阪神タイガースW40.0%
2深海 舞絵九州ハニーズ27.5%
3六角 彩子埼玉西武LL17.5%
4田中 幸夏ZENKO BEAMS7.5%

遊撃手:攻守の要として初年度のチームを準優勝に導く

遊撃手部門は女子野球界のレジェンド・川端友紀選手が他選手に大差をつけ1位に。昨年はエイジェックで全国2大会制覇を達成した川端選手は、今季は自ら創設した新チームを率い全国大会初参加にして準優勝。全試合3番ショートとして出場し、攻守の要としてチームの準優勝に貢献しました。

2位にランクインした東近江バイオレッツ・横山彩実選手は1番打者として出場し、6打数4安打3打点、打率.667という好成績を記録。初戦の侍戦では先頭打者ランニングホームランを放つなど、1番打者としてチームに勢いをつける活躍でした。

女子野球の顔、居るだけで華があり期待させる、そして結果を出してくれる、走攻守の実力と人気を兼ね備えたスーパースター
カバーリングも守備の精密さもさすがだと思いました。判断力がとても早くて迷いのない守備がかっこいい。
誰もが憧れ、目標とされている。少人数ながらチームがまとまり、強い理由は川端選手の力だと感じる。どんなピンチの場面でもあたたかい笑顔に、選手もファンも「大丈夫!」と安心し、信じさせてくれる。
順位選手チーム得票率
1川端 友紀九州ハニーズ53.3%
2横山 彩実東近江バイオレッツ15.6%
3前田 葵阪神タイガースW13.3%
4河野 朱加里ZENKO BEAMS8.9%

外野手①:阪神タイガースWの4番打者として全国制覇に貢献

外野手部門得票数1位は阪神タイガースWomenの4番を務めた田中亜里沙選手。田中選手は打率.438、長打率.563の好成績を残し、決勝戦でも2安打1打点の活躍でチームの全国制覇に貢献しています。

打撃&完全試合時のファインプレー
4番としてのバッティングも守備でのポジショニングもなんでそこにいるのって声に出してしまうくらいいい所にどの試合もいる。
タイガースの4番の役割りを果たしていた!
力強いバッティングは相変わらず!

外野手②:最多10打点でチームを優勝に導いた阪神のキャプテン

外野手部門2人目は阪神タイガースWomenのキャプテン・三浦伊織選手。三浦選手は打率.500で全選手最多の10打点を記録。決勝戦でも先制の犠牲フライを含む2打点の活躍と今大会1試合平均6得点を記録したチームの得点力向上に大きく貢献しています。また、センターを務める守備についてのコメントも多く見られました。

三浦選手は単打も長打もあるバッティングセンスと守備範囲の広さ、ポジショニングの位置はどの選手よりも凄いと思います。
いわずとしれた、女子野球ナンバーワン選手。走攻守すべてにおいて一つ抜けている。まだまだ年齢を感じさせないプレーは感心させられる。あの体つきでよくやっている。相手バッターだったら仕方ないなぁと思わせてしまう。彼女の前にいかに走者を出さないのが鍵であることは間違いない
三浦選手は安定の守備力と打撃センス。ポジショニングが素晴らしい。

外野手③:1番打者として出塁率6割超えの大活躍で大会MVPを受賞

外野手部門3人目は大会MVPを受賞した阪神・前田桜茹選手。1番レフトとして全試合フルイニング出場を果たした前田選手は打率.500、長打率.778と大会を通して大活躍。決勝戦でも初回先頭での二塁打をはじめ、2安打1打点3得点を記録。1番打者としての役割をこれ以上ないほどにこなし、チームを優勝に導きました。

4位以下には準優勝の九州ハニーズの外野手3名もそれぞれランクイン。4位の楢岡美和選手は投手と中堅手を兼任しながら全試合4番で出場し、打率.364、長打率.545、7打点の活躍。「チャンスに強い打撃と打率、打席に立った時のオーラ。実は足もあり、投手も卒なくこなす。」「投打で準優勝に貢献しているが、4番としての力強いバッティングの方が印象的だった。」など、投打どちらにも言及するコメントがほとんどでした。

大会MVP。1番打者として出塁率も長打率も高い
打率、盗塁が半端なかった。優勝の立役者。
プロ時代と変わらない守備力。
順位選手チーム主ポジション
1田中 亜里沙阪神タイガースWライト
2三浦 伊織阪神タイガースWセンター
3前田 桜茄阪神タイガースWレフト
4楢岡 美和九州ハニーズセンター
5梅野 希英九州ハニーズライト
6内永 芽依ZENKO BEAMSセンター
6清水 優花埼玉西武LLセンター
6鶴見 栞奈九州ハニーズレフト

指名打者:起死回生の一打を放った準優勝・九州ハニーズのキャプテン

指名打者部門は準決勝のZENKO BEAMS戦で起死回生の一打を放った九州ハニーズのキャプテン・長池玲美菜選手が最多得票。九州ハニーズの初代キャプテンを務める長池選手は、準決勝の7回2死と追い込まれた場面からライトオーバーの三塁打を放ちチームの決勝進出に大きく貢献。決勝戦でも最終回2死から安打を放つなど、追い詰められた場面できちんと結果を残す活躍が印象的でした。

得票数2位の日野口加奈選手は高卒ルーキーながら全試合指名打者で出場。今大会はヒット数自体は少なかったものの、鋭い当たりを連発していたことが印象的でした。「体格にも恵まれ、これからが期待できる左打者。」とのコメントもありましたが、高身長から繰り出される鋭いスイングの日野口選手は将来的にも期待がかかる選手です。

ゼンコー戦の最終回の逆転スリーベース!さすが!ハニーズのキャプテン!
笑顔が最高!最終回ハニーズのキャプテンの一振りで逆転タイムリー!ミラクルハニーズ。最後まで諦めない姿は感動を与えた!
準決勝、決勝とも最終回でのヒットは素晴らしい。あの場面で打てる度胸は長池選手の持ち味
順位選手チーム得票率
1長池 玲美菜九州ハニーズ38.1%
2日野口 加奈阪神タイガースW16.7%
3山崎 まり埼玉西武LL11.9%
3坂原 朱音東近江バイオレッツ11.9%
5小清水 悠ZENKO BEAMS9.5%

投票によるベストナイン企画、いかがでしたでしょうか。大会全体を通して感じていた印象通りの得票数となったイメージですが、様々な方々の独自の視点や見落としていた選手の凄さを発見することができる企画だったと思います。

最後になりますが、投票にご参加いただいた選手、チーム関係者、ファンの皆様ありがとうございました。またアンケート上でmegaphoneに関するコメントもいただくことができ、これからの企画の参考、そして何より励みになりました!!これからもご協力よろしくお願いします!!

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