【北海道編】2022年の女子野球を振り返って 〜北海道女子硬式野球連盟会長・金由起子〜

北海道女子硬式野球連盟 会長 金由起子

ーー今年の北海道の女子野球はどんな1年でしたか?

今年はリーグ戦やその他の大会など、初めて連盟主体で動けたのかなと思います。昨年はほとんど2人だけで動かしていて、なんとか試合を開催できればいいなという段階でしたが、今年は各チームの監督やコーチが連盟の役員となり、「北海道の女子野球をどうするか」ということを考えながら、昨年よりもレベルアップした運営できたと感じています。

大会運営の面では、スポンサーさんの獲得ができたということもあり、リーグ戦、谷口板金カップ、栗山カップという3つの大会を主催、スイートデコレーションカップも共催という形で開催できたので、連盟としての大会を増やすことができました。

[昨年]
リーグ戦
谷口板金カップ
スイートデコレーションカップ(連盟外)

[今年]
リーグ戦
谷口板金カップ
栗山カップ
スイートデコレーションカップ(連盟共催)

ーー来年以降、チームや試合数の増加についてはどのように考えていますか?

来年は私が監督を務める栗山高校と旭川明成高校が新たにリーグ戦に参加する予定なので、全体の試合数ももっと増えていく見込みです。栗山高校は今年は選手が2人しかいない中で、札幌新陽高校のBチームに入れてもらってリーグ戦に参加していました。「2人がなんとか試合を経験できるようにしてあげよう」という周りの方々の協力があったので、北海道は本当に暖かいなと感じました。今後、新たなチームが立ち上がった際に、人数が足りていなくても選手が試合経験をできるような環境を北海道として整えていきたいと思っています。

北海道内での試合を増やしていく中で、中心部だけで試合をやっていても地方の選手たちは『女子野球がどのようなものなのか』触れられる機会はないので、なんとか地方でもできるようにと考えてはいます。

ーー今年1年の大会を見ていた中で、北海道の女子野球のレベルについてはどのように感じていますか?

今年単独で大会に出場していた4チーム全てが全日本選手権には出れていなかったので、「10月の3連休にみんなが北海道にいることはおかしいよね」と、指導者たちの間では話していました。全日本選手権は今年初めて各カテゴリーの代表が出る大会となったので、「どのカテゴリーでも勝ち上がれていないのは悔しいよね」と。

北海道のチームは全国のレベルを知ることが難しく、各カテゴリーの全国大会に出て初めて周りがレベルが上がっているということに気付くことが多いです。ただ、スイートデコレーションカップでは全国のレベルの高いチームを呼んでやってくれているので、まずはそこでしっかりと勝てるチームを作っていかなければならないなと思っています。

高校・大学・クラブチームと北海道でも各カテゴリーのチームが揃いました。揃って終わりではなく、ここからレベルアップをして全国でも戦えるチームにしていきたいという思いでやっています。

ーー来年以降、北海道の女子野球はどのような取り組みを行っていきたいですか?

「どのように強化していくか」ということを検討していく中で、先日の東西対抗戦のように北海道選抜でどこかと戦うという機会があれば選手個人としても「もっと頑張ろう」と思えるのかなと考えています。日本代表などもありますが、みんなが目指すには少し高すぎる目標なのかなと個人的には思っています。

ソフトボールの国体のような北海道代表としての大会であったり、北海道選抜チームを作って全国に遠征に行くなど、やりたいことはたくさんありますが予算的もそこまで余裕はないので、まずは東西対抗戦に混ざっていけるような何かができたらいいなと思っています。先日の東西対抗戦は関東選抜と関西選抜が戦っていたので、そこに北海道や中部、中四国、九州も加わって試合をするという選抜の大会があれば面白いのになと思います。

来年はチーム数も試合数も増えるので、北海道から各カテゴリーで優勝できるところまでレベルをあげ、日本代表や選抜などに選ばれる選手がたくさん出るようにしたいです。代表や選抜は本人の経験はもちろん、経験したことを持ち帰ってきてくれて北海道全体の財産にもなると思うので、そういった部分でもっともっとレベルアップして色々な子達に色々な経験をしてもらいたいなと思います。

〈インタビュアー:megaphone編集長・小石涼〉

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