
いよいよ今週末開催される全日本女子硬式クラブ野球選手権大会。
今回は東日本のチームに焦点を当て、クラブ選手権の見所を分析していきます!!

今大会12チームが出場する東日本勢。開催された過去14回の大会の内、12回が東日本のチームが優勝、準優勝も8回とクラブ選手権の舞台では圧倒的な強さを誇っています。今大会も連覇を狙う埼玉西武ライオンズ・レディースや全国大会2冠をかけて挑むエイジェックを筆頭に東日本勢の戦いは目が離せません!!
今大会出場チームのヴィーナスリーグ試合結果はこちらからどうぞ!!
Contents
クラブ選手権 東日本からの出場チーム
No. | チーム名 | 所在地 | 出場回数 | 前回大会 | 2021全日本 |
1 | ゴールドジム | 東京都 | 3年連続3回目 | 2回戦 | 1回戦 |
3 | ハナマウイ | 東京都 | 5年連続5回目 | 3位 | 1回戦 |
7 | 埼玉西武ライオンズ・レディース | 埼玉県 | 2年連続2回目 | 優勝 | ベスト8 |
8 | ZENKO BEAMS | 埼玉県 | 6年連続6回目 | 2回戦 | 2回戦 |
9 | ホーネッツ・レディース | 北海道 | 9年連続15回目 | 1回戦 | 1回戦 |
11 | 新波 | 東京都 | 2年ぶり11回目 | - | - |
12 | アサヒトラスト | 東京都 | 14年連続14回目 | 1回戦 | 2回戦 |
14 | GOODJOB | 神奈川県 | 2年連続2回目 | 3位 | 1回戦 |
15 | ハマンジINFINITY | 埼玉県 | 3年ぶり11回目 | - | - |
17 | 侍 | 埼玉県 | 16年連続16回目 | 1回戦 | 1回戦 |
18 | エイジェック | 栃木県 | 3年連続3回目 | 準優勝 | 優勝 |
20 | 駒沢RISE | 東京都 | 2年ぶり3回目 | - | - |
ここからは今大会注目の4チームに焦点を当て紹介していきます!!
【エイジェック】圧倒的な投手力で全国二冠を狙う

今季の試合結果
7.3 | ヴィーナス | アサヒトラスト | ◯ 14-0 |
7.11 | ヴィーナス | ハナマウイ | ◯ 1-3 |
7.23 | ヴィーナス | ZENKO BEAMS | ◯ 7-0 |
7.24 | ヴィーナス | 侍 | ◯ 0-5 |
8.8 | 全日本 | 履正社高校 | ◯ 0-10 |
8.10 | 全日本 | 至学館大学 | ◯ 4-0 |
8.11 | 全日本 | 阪神タイガースWomen | ◯ 1-0 |
8.11 | 全日本 | 東近江バイオレッツ | ◯ 4-1 |
8.21 | 関東予選 | ハナマウイ | ● 7-5 |
8.22 | 関東予選 | アサヒトラスト | ◯ 2-3× |
10.2 | ヴィーナス | 尚美学園大学 | ◯ 0-6 |
10.3 | ヴィーナス | 日大国際 | ◯ 2-3 |
マドンナジャパンメンバー
磯崎 由加里(投)
森 若菜(投)
船越 千紘(捕)
川端 友紀(内)
楢岡 美和(外)
小島 也弥(外)
最多6名の日本代表を擁し、今夏の全日本選手権を制したエイジェックはクラブ選手権も優勝候補筆頭。磯崎・森の代表2投手の実績は疑い様のないものだが、昨年のクラブ選手権優秀選手で今夏の全日本選手権でも大車輪の活躍を見せた小松、高卒1年目ながら主戦投手として活躍する小野寺・竹村など、個々の能力・層の厚さ共に圧倒的な投手力を誇る。クラブ選手権初制覇・全国大会2冠とプレッシャーがかかる大会となるが、経験豊富なベテランからフレッシュな新戦力がバランスよく活躍するエイジェックに隙はないように思える。
初戦はMSH医療専門学校(10/9 鴨川第1試合)

【埼玉西武ライオンズ・レディース】連覇へ向けて予選は貫禄の勝利

今季の試合結果
6.5 | ヴィーナス | ゴールドジム | ● 4-8 |
6.6 | ヴィーナス | 平成国際大学 | ● 10-5 |
7.25 | ヴィーナス | 新波 | ◯ 1-9 |
8.7 | 全日本 | マドンナ松山 | ◯ 11-0 |
8.10 | 全日本 | アサヒトラスト | ◯ 4-5× |
8.11 | 全日本 | 東海NEXUS | ● 2-7 |
8.21 | 関東予選 | ウェルネス | ◯ 1-16 |
9.5 | ヴィーナス | Rabbits | ◯ 0-10 |
マドンナジャパンメンバー
里 綾実(投)
岩見 香枝(内)
出口 彩香(内)
清水 優花(外)
昨年の覇者・埼玉西武LLは、日本のエース里、鉄壁の守備を誇る二遊間の岩見・出口、新加入ながら1番センターとして活躍する清水優花の日本代表を4名擁し連覇を狙う。西武は今季、4番を務める豊田や投手陣の一角を担う左腕・山田が新たに加入するなど、昨季の優勝からさらに選手層は厚みを増している。また、昨年のMVP・清水美佑は3大会連続で個人賞を受賞しており、今大会も活躍が期待できる。今夏の全日本選手権では準々決勝敗退という結果に終わったが、王者奪還に向けて関東予選では2イニングで16得点という圧倒的な力を見せつけた。
初戦は阪神タイガースWomen(10/9 ゼットエー第4試合)

【アサヒトラスト】最多6度目の制覇を狙う女子野球界の名門チーム

今季の試合結果
7.3 | ヴィーナス | エイジェック | ● 14-0 |
7.11 | ヴィーナス | 侍 | ◯ 1-0 |
7.24 | ヴィーナス | ZENKO BEAMS | ◯ 5-2 |
7.25 | ヴィーナス | ハナマウイ | ◯ 6-4 |
8.1 | ヴィーナス | 日大国際 | ● 1-5 |
8.7 | 全日本 | 履正社RECTOVENUS | ◯ 8-0 |
8.10 | 全日本 | 埼玉西武LL | ● 4-5× |
8.21 | 関東予選 | ZENKO BEAMS | ● 8-0 |
8.22 | 関東予選 | エイジェック | ● 2-3× |
8.29 | 関東予選 | Rabbits | ◯ 9-0 |
10.2 | ヴィーナス | 尚美学園大学 | ● 1-2 |
クラブ選手権最多5回の優勝を誇る名門・アサヒトラストは、関東最後の1枠を勝ち取り本戦出場を決めた。全日本では埼玉西武LL、関東予選ではエイジェックにサヨナラ負けを喫しているが、今大会で両チーム相手に雪辱を果たすことができるだろうか。創部14年目を迎えるアサヒトラストは“女子野球”の戦い方を熟知しているような試合運びが特徴的。アサヒトラストの初戦は東海NEXUS。5年ぶりの王者奪還に向けて、勢いのある新規チーム相手にどのような戦いを繰り広げていくか注目です。
初戦は東海NEXUS(10/9 袖ヶ浦第1試合)

【ZENKO BEAMS】左右の好投手で4年ぶりの頂点へ!!

今季の試合結果
6.12 | ヴィーナス | 日大国際 | ◯ 2-0 |
7.3 | ヴィーナス | 尚美学園大学 | △ 2-2 |
7.23 | ヴィーナス | エイジェック | ● 7-0 |
7.24 | ヴィーナス | アサヒトラスト | ● 5-2 |
8.7 | 全日本 | 大阪体育大学 | ◯ 0-1× |
8.10 | 全日本 | 岡山学芸館高校 | ● 1-6 |
8.21 | 関東予選 | アサヒトラスト | ◯ 8-0 |
9.11 | ヴィーナス | 侍 | ◯ 2-5 |
10.2 | ヴィーナス | ハナマウイ | △ 2-2 |
マドンナジャパンメンバー
田中露朝(投)
4年ぶりの全国制覇を目指すZENKO BEAMSは日本代表右腕・田中露朝、高卒一年目の好左腕・泰美勝を軸に戦う。今夏の全日本選手権では2回戦敗退だが、大学選手権覇者・大阪体育大学相手にサヨナラ勝ちを収めている。全試合2点差以内で勝利した前回優勝時と同様に、高い投手力で接戦をものにする戦い方に期待です!
初戦はホーネッツ・レディース(10/9 ゼットエー第2試合)

名門から新規チームまで強豪ぞろい 今年も優勝は東日本勢になるだろうか
過去大会の結果を見ても圧倒的な実績を持つ東日本勢。全国的に拡がりを見せる近年の女子野球界においてもクラブチーム・社会人の分野では関東が優勢な状況である。長い歴史や伝統を持つ侍・アサヒトラスト、新規参入から短い期間で全国制覇まで登り詰めた西武・エイジェックなど、トップレベルのチームがひしめき合う東日本勢に今大会も期待です!!