〜2021年の女子野球を振り返って「四国編」〜

 はじめまして!私は愛媛県松山市在住、四国地区を中心に野球などを取材している寺下友徳(てらした・とものり)と申します。実は女子野球についても2008年・当地の坊っちゃんスタジアムを中心に開催された「第3回WBSC女子野球ワールドカップ」以来、長年取材をさせて頂いております。ですので、今回は「四国」をキーワードに2021年の女子野球を振り返ってみようと思います。

 さて2021年8月23日、第25回全国高等学校女子硬式野球選手権で初開催となった「甲子園で決勝戦」は、同時に四国地区の女子野球にとっても歴史的な出来事となりました。神戸弘陵(兵庫)と対戦した高知中央は創部3年目にして大会初勝利からの初決勝。「男子の高校野球に中身を近づけたい」西内 友広監督の下、先制して終盤に守り切るスタイルを確立。決勝戦では0対4で敗れましたが「本気で日本一を狙う」(氏原 まなか主将)気持ちは聖地でも輝いていました。

高知中央高校女子硬式野球部(筆者撮影)

現在は高知中央の他には室戸(高知)、新田(愛媛)の計3校が高校野球部を有していますが、この快挙をきっかけに女子硬式野球部設置の動きがある阿南光(徳島)に続く動きが生まれてくれれば......と思わずにいられません。

 そして優勝した神戸弘陵高が甲子園決勝前に参加したのが今年で第17回を迎える「伊予銀行杯 全日本女子硬式野球選手権」。2006年の第2回大会から、坊っちゃんスタジアムとマドンナスタジアムに場所を移し始まった女子野球アマチュア頂点を決める大会は今年「阪神タイガースWomen」「埼玉西武ライオンズ・レディース」が参加したことで新局面を迎えようとしています。

松山坊っちゃんスタジアムで行われた第17回伊予銀行杯 全日本女子硬式野球選手権(筆者撮影)

今大会は決勝戦が雨天中止となり、環太平洋大とエイジェックが同時優勝となりましたが、2006年に創設された「マドンナ松山」の動向含め、大会がますます発展してくれることを願っています。

 その「第17回伊予銀行杯 全日本女子硬式野球選手権」では四国出身の楽しみな選手を見つけました。履正社高(大阪)の2年生・香川県小豆島出身の真砂 寧々選手。遊撃守備の軽快さに加え、一塁駆け抜けのスピードは男子選手にも引けを取らないほど。新チームでは主将に就任した彼女の2022年にも期待です。

履正社高(大阪)の2年生・香川県小豆島出身の真砂 寧々選手。遊撃(筆者撮影)
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