【クラブ西日本編】第18回伊予銀行杯全国女子硬式野球選手権大会 出場チーム紹介

10月8日から開催される全日本女子硬式野球選手権大会。高校・大学・クラブの枠組みを超えて行われるこの大会。今回は出場チームの中から西日本のクラブチームに焦点を当て、全日本選手権の見所を分析していきます!!

今大会の参加チーム
高校:8チーム
大学:6チーム
クラブ:14チーム

初参加3チームを筆頭に比較的新しいチームが出場

No.チーム名クラブ選手権昨年大会出場
1阪神タイガースWomen優勝ベスト82大会連続2回目
2淡路BRAVEOCEANSベスト81回戦2大会連続2回目
5はつかいちサンブレイズ2回戦-初出場
7履正社RECTOVENUS2回戦1回戦10大会連続10回目
10京都文教大学ベスト8-初出場
15九州ハニーズ準優勝-初出場
22東海NEXUS3回戦3位2大会連続2回目
24東近江バイオレッツ3回戦3位4大会連続4回目

西日本からはクラブ選手権ベスト8進出の4チームと推薦の4チームが出場。過去大会での優勝は2014年の履正社RECTOVENUSの1回のみとなっている西日本のクラブチーム。今大会はクラブ選手権を圧勝した阪神タイガースWomenを筆頭にどのチームも優勝候補となっている

阪神タイガースWomen(兵庫県)

今季のクラブ選手権覇者・阪神タイガースWomenは2大会連続2回目の出場。クラブ選手権では4日間で6試合という過密日程ながら、投打が高いレベルで噛み合い、初の日本一の称号を手に入れた。圧倒的な戦力・選手層を擁し、全日本選手権も優勝候補筆頭となる。初戦は淡路BRAVEOCEANSと京都両洋高校の勝者(2日目坊っちゃん第1試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
一回戦 7-0 新波
二回戦 9-2 アサヒトラスト
三回戦 7-0 マドンナ松山
準々決勝 5-0 京都文教大学
準決勝 5-2 埼玉西武ライオンズ・レディース
決勝戦 5-3 九州ハニーズ

☆昨年大会 試合結果
一回戦 8-5 日本大学国際関係学部
二回戦 7-0 桃山学院教育大学
準々決勝 ●0-1 エイジェック

[2022年日本代表候補選]
坂東瑞紀(投手)
水流麻夏(投手)
中江映利加(捕手)
三浦伊織(外野手)
前田桜茹(外野手)

淡路BRAVEOCEANS(兵庫県)

女子野球タウン・淡路を拠点に活動する淡路BRAVEOCEANSは2大会連続2回目の出場。昨年は全日本選手権・クラブ選手権共に初戦敗退という結果に終わったが、今季のクラブ選手権では2勝をあげ、今大会への出場を勝ち取った。全日本選手権でも初勝利・初優勝となるか。初戦は京都両洋高校(1日目マドンナ第1試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 10-0 RUSH
三回戦 4-0 ホーネッツ・レディース
準々決勝 ●0-1 九州ハニーズ

☆昨年大会 試合結果
一回戦 ●1-3 桃山学院教育大学

[2022年日本代表候補選]
古谷恵菜(投手)
泉由希菜(捕手)
星川あかり(内野手)

はつかいちサンブレイズ(広島県)

女子野球タウン・廿日市を拠点に今季始動したはつかいちサンブレイズは大会初参加。全国大会初挑戦となったクラブ選手権ではZENKO BEAMSとのシーソーゲームに敗れ無念の初戦敗退。初の日本一へ向け、女子プロ野球のレジェンド・岩谷美里選手兼監督がチームを率いる。初戦は至学館大学(1日目坊っちゃん第5試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 ●8-11 ZENKO BEAMS

[2022年日本代表候補選]
村松珠希(捕手)

履正社RECTOVENUS(大阪府)

クラブチーム西日本勢では唯一優勝経験を持つ履正社RECTOVENUSは10大会連続10回目の出場。履正社高校との“履正社対決”となる初戦を突破し、2013年以来の日本一の座を勝ち取ることはできるだろうか。初戦は履正社高校(1日目マドンナ第1試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 4-1 ゆにわ
三回戦 ●1-2 ZENKO BEAMS

☆昨年大会 試合結果
一回戦 ●0-8 アサヒトラスト

京都文教大学(京都府)

今季は大学生・社会人選手混合でクラブチームとして活動する京都文教大学は大会初出場。クラブ選手権では強豪企業チーム・ハナマウイを破り準々決勝へと駒を進めた。京都府内の高校も2校参加する中で、大学としての強さや魅力を見せつけることができるだろうか。初戦はIPU環太平洋大学(1日目マドンナ第5試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 10-2 駒沢RISE
三回戦 5-2 ハナマウイ
準々決勝 ●0-5 阪神タイガースWomen

九州ハニーズ(福岡県)

昨年エイジェックで全国制覇を成し遂げたメンバーを5名擁する九州ハニーズは大会初出場。同じく初出場となったクラブ選手権では最終回での逆転やタイブレークでのサヨナラ勝ちなど、終盤での勝負強さを発揮した。今大会でも“ミラクルハニーズ”の戦いに注目したい。初戦はZENKO BEAMSと京都外大西高校の勝者。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 17-1 Srius
三回戦 5-4 東海NEXUS
準々決勝 1-0 淡路BRAVEOCEANS
準決勝 2-1 ZENKO BEAMS
決勝 ●3-5 九州ハニーズ

[2022年日本代表候補選]
川端友紀(内野手)
小島也弥(内野手)
楢岡美和(外野手)

東海NEXUS(愛知県)

昨年創部1年目ながら全国2大会で3位入賞という結果を残した東海NEXUSは2大会連続2回目の出場。クラブ選手権では準優勝の九州ハニーズ相手にタイブレークで敗れ三回戦敗退となったが、選考で今大会への出場が決まった。今大会での引退を発表している笹沼菜奈と共に2度目の全日本選手権へと挑む。初戦は岐阜第一高校(2日目マドンナ第1試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 4-0 GOODJOB
三回戦 ●4-5 九州ハニーズ

☆昨年大会 試合結果
一回戦 7-0 ホーネッツ・レディース
二回戦 3-2 神戸弘陵学園高校
準々決勝 7-2 埼玉西武ライオンズ・レディース
準決勝 ●3-7 IPU環太平洋大学

[2022年日本代表候補選]
堀田ありさ(投手)
小原美南(投手)
只埜榛奈(内野手)

東近江バイオレッツ(滋賀県)

女子野球タウン・東近江を拠点に活動する東近江バイオレッツは4大会連続4回目の出場。創部5年目を迎えた今年は、日本代表候補2選手を含む過去最多24名の選手を擁し、悲願の日本一を目指す。初戦は日本大学国際関係学部(2日目マドンナ第2試合)。

☆クラブ選手権 試合結果
二回戦 11-1 侍
三回戦 ●1-5 エイジェック

☆昨年大会 試合結果
一回戦 10-0 沖縄ティーダバル
二回戦 6-1 神村学園高等部
準々決勝 3-2 平成国際大学
準決勝 ●1-4 エイジェック

[2022年日本代表候補選]
坂原愛海(投手)
横山彩実(内野手)

全国各地に女子硬式野球チームが誕生する流れが拡がり、西日本からは8チームが今大会に参加。過去大会ではあまり結果を残せていないものの、先日のクラブ選手権では西日本同士の決勝戦となるなど勢いに乗る西日本勢の戦いに期待です!!

おすすめの記事