
10月8日から開催される第18回伊予銀行杯全国女子硬式野球選手権大会。全日本選手権をより楽しむために、昨年までの過去17回大会を振り返っていきます。

Contents
歴代優勝・準優勝チーム
大会 | 年度 | 優勝 | 区分 | 準優勝 | 区分 |
第1回 | 2005 | 神村学園高 | 高校 | 埼玉栄高 | 高校 |
第2回 | 2006 | 侍 | クラブ | BB | クラブ |
第3回 | 2007 | 侍 | クラブ | 埼玉栄高 | 高校 |
第4回 | 2008 | 尚美学園大 | 大学 | 侍 | クラブ |
第5回 | 2009 | アサヒトラスト | クラブ | 尚美学園大 | 大学 |
第6回 | 2010 | 尚美CROSS | 大学 | 平成国際大 | 大学 |
第7回 | 2011 | 尚美学園大 | 大学 | 尚美CROSS | 大学 |
第8回 | 2012 | 尚美学園大 | 大学 | 侍 | クラブ |
第9回 | 2013 | 履正社RECTOVENUS | クラブ | 福知山成美高 | 高校 |
第10回 | 2014 | 尚美学園大 | 【2チーム優勝】 | 平成国際大 | 大学 |
第11回 | 2015 | 京都外大西高 | 高校 | マドンナ松山 | クラブ |
第12回 | 2016 | 環太平洋大 | 大学 | 大阪体育大 | 大学 |
第13回 | 2017 | アサヒトラスト | クラブ | 尚美学園大 | 大学 |
第14回 | 2018 | ハナマウイ | クラブ | 尚美学園大 | 大学 |
第15回 | 2019 | 尚美学園大 | 大学 | 日本大学国際関係学部 | 大学 |
第16回 | 2020 | 開催中止 | |||
第17回 | 2021 | エイジェック | 【2チーム優勝】 | IPU環太平洋大 | クラブ・大学 |
チーム別に見ると尚美学園大学が最多5回の優勝を誇る。チーム別優勝・準優勝回数は以下の通り。
【チーム別優勝・準優勝回数】
尚美学園大学:優勝5回・準優勝3回
侍:優勝2回・準優勝2回
アサヒトラスト:優勝2回
IPU環太平洋大学:優勝2回
尚美CROSS:優勝1回・準優勝1回
平成国際大学:優勝1回・準優勝1回
神村学園高等部:優勝1回
履正社RECTOVENUS:優勝1回
京都外大西高校:優勝1回
ハナマウイ:優勝1回
エイジェック:優勝1回
埼玉栄高校:準優勝2回
BB:準優勝1回
福知山成美高校:準優勝2回
マドンナ松山:準優勝1回
大阪体育大学:準優勝1回
日本大学国際関係学部:準優勝1回
ここからは過去5回の大会を細かく振り返っていきます!!
第12回大会(2016年):創部3年目の環太平洋大学が大会初制覇
2016回の第12回大会は創部3年目の環太平洋大学(現IPU環太平洋大学)が大会初優勝。大学勢同士の対決となった決勝戦では同じく初優勝を狙う大阪体育大学を下した。3位の侍で敢闘賞を受賞した六角彩子は現在は埼玉西武ライオンズ・レディースに所属。初の全日本選手権制覇を目指す埼玉西武LLで今大会も活躍が期待される。
順位
優勝:環太平洋大学
準優勝:大阪体育大学
3位:履正社高校
3位:侍
個人賞
最優秀選手:廣田朱里(環太平洋大学)
優秀選手:森本華菜(大阪体育大学)
敢闘選手:後楓香(履正社高等学校)
敢闘選手:六角彩子(侍/現埼玉西武LL)
第13回大会(2017年):アサヒトラストが2回目の全日本選手権制覇

第13回大会は東京の名門社会人チーム・アサヒトラストが2回目の優勝。当時早稲田大学に在学しながらクラブ生としてアサヒトラストに所属した清水美佑(現埼玉西武LL)が大会MVPを獲得した。この大会で個人賞を獲得した4選手は、現在は今年の大会にも出場する別のチームで主力選手として活躍している。
順位
優勝:アサヒトラスト
準優勝:尚美学園大学
3位:ハナマウイ
3位:平成国際大学
個人賞
最優秀選手:清水美祐(アサヒトラスト/現埼玉西武LL)
優秀選手:田中露朝(尚美学園大学/現ZENKO BEAMS)
敢闘選手:樋口楓(ハナマウイ/現東海NEXUS)
敢闘選手:御山真悠(平成国際大学/現はつかいちサンブレイズ)
第14回大会(2018年):ハナマウイが全日本選手権初制覇・全国二冠を達成

第14回大会は5度目の優勝を狙う尚美学園大学をハナマウイが下し、大会初優勝を成し遂げた。ハナマウイは後にクラブ選手権でも優勝し、2018年の全国二冠を達成した。2年連続で優秀選手賞を獲得した尚美学園大学の田中露朝は現在はZENKO BEAMSのエースで主将を務める。
順位
優勝:ハナマウイ
準優勝:尚美学園大学
3位:履正社RECTOVENUS
3位:侍
個人賞
最優秀選手:花ヶ崎衣利(ハナマウイ/現ハナマウイ)
優秀選手:田中露朝(尚美学園大学/現ZENKO BEAMS)
敢闘選手:緒方佑華(履正社RECTOVENUS/現九州ハニーズ)
敢闘選手:亀谷なる実(侍/現侍)
第15回大会(2019年):尚美学園大学が最多5回目の全国制覇を達成

第15回大会は前年まで2年連続で準優勝と苦渋を飲まされていた尚美学園大学が5年ぶり5度目の優勝。全日本選手権で圧倒的な強さを誇る尚美学園大学は、今年の大学選手権では春秋両大会を制覇し大学王者として今年の大会に臨む。
順位
優勝:尚美学園大学
準優勝:日本国際関係学部
3位:神村学園高等部
3位: エイジェック
個人賞
最優秀選手:原萌里(尚美学園大学)
優秀選手:英菜々子(日本大学国際関係学部/現埼玉西武LL)
敢闘選手:宮里空(神村学園高等部/現アサヒトラスト)
敢闘選手:川端友紀(エイジェック/現九州ハニーズ)
第17回大会(2021年):エイジェックとIPU環太平洋大学の2チーム優勝

新型コロナウィルスの影響で2年ぶりの開催となった昨年大会は、エイジェックとIPU環太平洋大学の2チームが優勝。連日の雨天で決勝戦の開催が困難となり、両チームが栄冠を分け合った。3位は東海NEXUSと東近江バイオレッツ。地域密着型のチームづくりを推し進める2チームの躍進が目立つ大会となった。
順位
優勝:エイジェック
優勝:IPU環太平洋大学
3位:東海NEXUS
3位:東近江バイオレッツ
個人賞
敢闘選手:樋口楓(東海NEXUS/現東海NEXUS)
敢闘選手:辻彩夢(東近江バイオレッツ/現東近江バイオレッツ)

10月開催となった第18回大会 28チームが“女子硬式野球日本一”を争う

昨年まで8月に開催されていた全日本選手権は今年は10月開催。高校・大学・クラブのそれぞれの全国大会の結果を受け、28チーム(高校8、大学6、クラブ14)が参加する。真夏の開催ではなくなったものの、優勝まで4日間で5試合を戦うこととなるこの大会は投手力や選手層が必要となる。
経験豊富な選手を中心に戦うクラブチーム勢、各チーム多くの選手を擁し例年好成績を残している大学勢、日常的な練習量の多さで上の世代に挑んでいく高校勢。各世代・各チームがどのような戦いを見せるだろうか。女子野球タウン・松山で熱い戦いが繰り広げられます。