第18回伊予銀行杯全国女子硬式野球選手権大会 組み合わせ・見どころ

第18回全日本女子硬式野球選手権大会は、高校8チーム(選抜大会ベスト4・選手権大会ベスト4)、大学6チーム(京都文教大学は社会人選手と混合のためクラブチームとして参加)、クラブチーム14チーム(クラブ選手権ベスト8・選考6チーム)の合計28チームが参加し、カテゴリーの枠を超えて『女子硬式野球日本一』を争う

赤枠は高校・青枠は大学

大会は10月8日(日)に開幕し、10月11日に準決勝・決勝戦が行われる(予備日:10月12日)。各カテゴリーで上位成績を収めた4チームが2回戦からの登場、その他24チームは1回戦から4日間で5試合という過密日程を戦う。

先日のクラブ選手権では阪神タイガースWomenが7投手の登板で6試合を勝ち抜き優勝。同様の日程で開催される今大会も投手力や選手層は優勝への鍵となりそうだ。

2022全日本選手権対戦表

1回戦の注目カードは、高校選手権の覇者・横浜隼人高校と昨年大会の覇者・エイジェックの一戦(1日目マドンナ第3試合)。エイジェックは昨年の全国2大会を制覇するもメンバーの入れ替わりがあり、先日のクラブ選手権では埼玉西武LLに敗れ準々決勝敗退。王者奪還と大会連覇をかけて大会に臨む。

横浜隼人高校は夏の選手権大会ではほとんどの試合を終盤の逆転で勝利し初の全国制覇を成し遂げている。大学生や社会人選手相手に戦う今大会でも粘り強い野球や終盤の集中力に期待したい。

昨年大会では高校が6チーム中5チームが1回戦を突破する勢いを見せ、全体の勝敗数を見るとクラブが15勝19敗、大学が7勝5敗、高校が7勝6敗と学生勢が勝ち越す結果となった。

しかし勝ち上がるにつれてクラブチームが優勢な状況に変わり、ベスト8・ベスト4の勝ち残りを見ると、クラブ→大学→高校という構図に。日本代表選手も擁するクラブチーム勢が学生に対して意地を見せたという結果になった。

今大会は学生(高校・大学)が14チーム、クラブ14チームの参加となり、各カテゴリーごとに枠が割り振られているため、1回戦は全試合が学生vs社会人の構図となる。クラブチーム勢は昨年1回戦で学生相手に負け越した雪辱を果たすことができるか、学生勢は日本トップレベルのクラブチームを倒し上位の成績を残すことができるか、注目ポイントの一つとなる。

出場ベスト16ベスト8ベスト4
クラブ2015勝19敗753
大学67勝5敗321
高校67勝6敗510
昨年大会のカテゴリー別勝利数・勝ち上がり

2005年から開催され、高校・大学・社会人の枠を超えて『女子硬式野球日本一』を争う伊予銀行杯全国女子硬式野球選手権大会。第18回大会を迎えた今年も例年以上の熱い戦いが繰り広げられることに期待です!!

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